長男の高校受験を思い出す〜ゲームと受験2

定期テストを終えて帰ってきた息子が,

「嬉しいことがあった」

と私に話しかけてきました。

「なになに,なになに,なになに」

ご機嫌で身を乗り出す私。

 

昨夜,オンラインゲームでゲーム実況で有名なYouTuberと対戦したとのこと。
その様子が配信されて,しかもその彼に
「こいつ,すげー」と自分が褒められた,とのこと。

息子は天井を見上げ,

「俺もとうとうここまで来たか・・・」

と悦に入っています。


・・・今日テストだったのに。
夜遅くまで起きてたから,勉強してるのかなって思ってたのに。

呆れるより,悲しくなるやら,情けなくなるやらで,
お腹の中が熱くなって,それが込み上げてくるのですが,
幸せそうな息子の顔を見ていたら,

「私が変わるべきなのかもしれない」

そう思い始めました。

 

 

しばらく経ったある日,
息子に私が考えたことを話しました。

 

「本格的にゲーマーを目指したらどうか」

 

パソコンとかキーボードとか,それなりのスペックのものを揃えてあげる。
そういった環境は整えてあげる。
だから,ただやるんじゃなくて,その世界にちゃんと入ってみたらどうかと。

 

息子は驚いたようでしたが,即答しました。

 

「それは出来ない」

 

「ゲームの世界ってそんなに甘いもんじゃ無いんだよ。
俺だって上手いっていったって仲間内だけで,アジアランキングでも全然だし。
それこそ,〇〇高校(志望校)に入るより難しいんだよ・・・」

 

え。そうなの。そうなんだ。
息子が、どれだけ大変なことなのかをとうとうと語った後,
「どの世界も厳しいねぇ」
と二人で話して,その話は終わりました。

ですが,それから長男は少し変わったのです。


すみません,また続きます・・・